この記事のポイント
- ✓ディスプレイ広告は潜在層へのリーチに強く、認知拡大からリマーケティングまで幅広く活用できる
- ✓GDN(Google)とYDA(Yahoo!)が日本市場における二大ネットワークであり、併用が効果的
- ✓レスポンシブディスプレイ広告は入稿の手間が少なく、多くの配信面に対応できる推奨フォーマット
- ✓オーディエンスターゲティングとコンテンツターゲティングを目的に合わせて組み合わせる
- ✓リスティング広告よりクリック単価は安いが、CTRが低いため費用対効果の検証が重要
ディスプレイ広告とは
ディスプレイ広告とは、Webサイトやアプリの広告枠に表示される画像・動画・テキスト形式の広告のことです。ニュースサイトやブログ、YouTubeなど、さまざまなWebページ上に表示されます。
リスティング広告が「検索している人」にアプローチするのに対し、ディスプレイ広告は「まだ検索していない潜在層」にも広くアプローチできるのが大きな特徴です。商品やサービスの認知拡大からコンバージョン獲得まで、幅広い目的で活用されています。
主要なディスプレイ広告ネットワーク
日本市場で特に重要なディスプレイ広告ネットワークは、GDN(Googleディスプレイネットワーク)とYDA(Yahoo!ディスプレイ広告)の2つです。
GDNはGoogleが提携する200万以上のWebサイトやアプリに広告を配信でき、世界中のインターネットユーザーの約90%にリーチできるとされています。一方、YDAはYahoo! JAPANのトップページをはじめ、Yahoo!ニュースやYahoo!メールなど国内最大級のメディアに配信できるのが強みです。両方を併用することで、より多くのユーザーにリーチすることが可能になります。
ディスプレイ広告のフォーマット
ディスプレイ広告には複数のフォーマットがあります。代表的なものは「バナー広告(イメージ広告)」で、静止画や動画をそのまま広告枠に表示します。決まったサイズで入稿する必要があり、デザインの自由度が高いのが特徴です。
「レスポンシブディスプレイ広告」は、画像・ロゴ・見出し・説明文を入稿すると、配信面に合わせてGoogleやYahoo!が自動的に最適な組み合わせとサイズで表示してくれます。入稿の手間が少なく、多くの広告枠に対応できるため、現在最も推奨されているフォーマットです。
ディスプレイ広告のターゲティング手法
ディスプレイ広告では多彩なターゲティングが可能です。「オーディエンスターゲティング」ではユーザーの興味関心やデモグラフィック(年齢・性別など)に基づいて配信先を絞り込めます。GDNの「アフィニティセグメント」やYDAの「オーディエンスカテゴリー」が代表的です。
「コンテンツターゲティング」では、特定のトピックやキーワードに関連するWebサイトを指定して配信できます。また「プレースメント指定」を使えば、広告を表示したい特定のWebサイトやアプリを直接指定することも可能です。目的に合わせて複数のターゲティングを組み合わせましょう。
リスティング広告との使い分け
リスティング広告とディスプレイ広告は、それぞれ得意な領域が異なります。リスティング広告は「今すぐ購入したい」「情報を探している」といった顕在層へのアプローチに強く、コンバージョン率が高い傾向があります。
ディスプレイ広告は、まだニーズが顕在化していない潜在層への認知拡大や、一度サイトを訪れたユーザーへのリマーケティングに強みがあります。一般的には、リスティング広告で確度の高いユーザーを刈り取りつつ、ディスプレイ広告で新規ユーザーの認知を広げるという組み合わせが効果的です。
ディスプレイ広告の課金方式と費用感
ディスプレイ広告の主な課金方式は「クリック課金(CPC)」と「インプレッション課金(CPM)」の2種類です。CPC方式では広告がクリックされた時のみ費用が発生し、CPM方式では広告が1,000回表示されるごとに費用が発生します。
GDNのクリック単価の相場は50〜100円程度、YDAも同程度の水準です。リスティング広告と比較するとクリック単価は安い傾向にありますが、クリック率(CTR)が低いため、費用対効果をしっかり検証することが重要です。まずは少額の予算から始め、効果を見ながら徐々に拡大していくことをおすすめします。