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🚀 LP最適化・CRO

入力フォーム最適化(EFO)の実践

フォーム離脱率を下げるための設計原則、EFOツールの活用法、改善事例を紹介します。

この記事のポイント

  • フォームの離脱率は60〜80%と非常に高く、EFOの改善効果はコンバージョン数に直結する
  • 入力項目数の削減が最も効果が大きく、本当に必要な項目だけに絞り込む
  • リアルタイムバリデーションと具体的なエラーメッセージでユーザーのストレスを軽減する
  • 項目が多い場合はステップ分割と進捗バーの表示で心理的負担を減らす
  • EFOツールを活用すれば入力補助と離脱分析を効率的に実現できる

フォーム離脱はなぜ起きるのか

ユーザーがLPに興味を持ちCTAボタンをクリックしても、入力フォームで離脱してしまうケースは非常に多いです。一般的にフォームの離脱率は60〜80%ともいわれており、ここを改善するだけでコンバージョン数が大幅に増加する可能性があります。この改善活動をEFO(Entry Form Optimization:入力フォーム最適化)と呼びます。

フォーム離脱の主な原因は「入力項目が多すぎる」「何を入力すればいいか分かりにくい」「エラー表示が不親切で修正箇所が分からない」「個人情報の入力に不安を感じる」「スマートフォンでの操作性が悪い」の5つです。これらの原因を一つずつ解消していくことがEFOの基本方針になります。まずは自社のフォームをユーザー目線で実際に操作してみて、ストレスを感じるポイントを洗い出しましょう。

入力項目を最適化する

EFOで最も効果が大きいのが、入力項目数の削減です。項目数が多いほど離脱率は上がります。HubSpotの調査では、フォームの項目数を4つから3つに減らしただけでCVRが約50%向上したという事例もあります。「この項目は本当に今必要か?」を一つひとつ問い直してください。

具体的な削減のコツとして、まず「姓・名を分けず氏名1項目にする」「住所の都道府県は郵便番号から自動入力する」「電話番号は必須にしない(メール連絡で十分なら)」などがあります。また、初回コンバージョン時は最低限の項目(名前・メール・問い合わせ内容など)だけにして、詳細情報は後から段階的に取得する「プログレッシブ・プロファイリング」という手法も有効です。項目を減らすことに社内で抵抗がある場合は、必須項目と任意項目を分け、任意項目は折りたたむなどの工夫で対応できます。

UIデザインで入力体験を改善する

入力項目数を最適化したら、次はUIデザインの改善で入力のしやすさを高めます。まず「プレースホルダー(入力例)」を各項目に表示しましょう。「例:田中太郎」「例:tanaka@example.com」のように具体的な入力例を示すと、ユーザーが迷わずに入力できます。ただし、プレースホルダーはラベルの代わりにしないでください。入力を始めると消えてしまい、何の項目だったか分からなくなります。

バリデーション(入力チェック)はリアルタイムで行うのがベストプラクティスです。送信ボタンを押した後にまとめてエラーを表示するのではなく、各項目の入力直後に「OK」や「エラー内容」をフィードバックすることで、ユーザーのストレスを大幅に軽減できます。エラーメッセージは「入力に誤りがあります」ではなく「メールアドレスに@が含まれていません」のように、具体的な修正方法を伝えましょう。

ステップ分割で心理的負担を減らす

入力項目が多い場合は、フォームを複数のステップに分割する方法が効果的です。1画面に大量の入力欄が並んでいると、ユーザーは圧倒されて離脱しやすくなります。ステップ分割では「ステップ1:基本情報」「ステップ2:詳細情報」「ステップ3:確認」のように段階を分け、各ステップの項目数を3〜4個に抑えます。

ステップ分割の効果を高めるポイントは、進捗バー(プログレスバー)の表示です。「ステップ2/3」のように現在の進捗を示すことで、ユーザーは「あとどれくらいで完了するか」を把握でき、途中離脱を防げます。また、最初のステップにはメールアドレスや名前など入力しやすい項目を配置しましょう。一度入力を始めると「ここまで入力したのだから最後まで完了しよう」という心理(サンクコスト効果)が働き、完了率が高まります。

スマートフォンでのフォーム最適化

スマートフォンでのフォーム入力は、PCに比べて格段にストレスがかかります。小さな画面でのタップミス、ソフトウェアキーボードによる画面の狭さ、通信環境の不安定さなどが離脱の原因になります。スマートフォン向けの最適化は必須です。

具体的な施策として、入力欄のタップ領域を大きく確保する(高さ44px以上)、入力タイプに応じたキーボードを表示する(電話番号なら数字キーボード、メールなら@付きキーボード)、オートコンプリートを有効にする、といった対応が効果的です。また、入力欄同士の間隔を十分に取り、誤タップを防止しましょう。郵便番号からの住所自動入力や、カメラでのクレジットカード読み取りなど、手入力を減らす仕組みも積極的に導入してください。

EFOツールを活用する

フォーム最適化を効率的に進めるために、EFO専用ツールの活用を検討しましょう。代表的なツールとして、国産ではEFO CUBE、Gyro-n EFO、フォームアシストなどがあり、海外製ではTypeformやJotformが人気です。これらのツールは、入力補助機能(住所自動入力、フリガナ自動入力)、リアルタイムバリデーション、離脱防止ポップアップなどの機能をタグ設置だけで導入できます。

EFOツールの多くは、項目ごとの入力完了率や離脱率、エラー発生率などの詳細な分析レポートを提供しています。このデータを活用すれば「どの項目で最も離脱が発生しているか」を正確に把握でき、改善の優先順位づけが容易になります。ツール導入の費用対効果は高く、月額数万円の投資でCVRが1.2〜1.5倍に改善された事例も数多くあります。まずは無料トライアルのあるツールで効果を検証してみるのがおすすめです。