この記事のポイント
- ✓LINE広告は月間約9,700万人にリーチでき、他のSNSを使わない層にもアプローチ可能
- ✓トークリスト・LINE NEWS・LINE VOOMなど多彩な配信面で高い視認性を確保できる
- ✓友だち追加広告でLINE公式アカウントの友だちを増やし、継続的な顧客関係を構築できる
- ✓クリエイティブはスマートフォン閲覧を前提にシンプルで視認性の高いデザインを心がける
- ✓自動入札を活用しアルゴリズムの学習期間(1〜2週間)は設定変更を最小限に抑える
LINE広告の概要と圧倒的なリーチ力
LINE広告は、日本国内で月間約9,700万人が利用するコミュニケーションアプリ「LINE」上に配信できる広告サービスです。日本人口の約80%をカバーしており、他のSNS広告ではリーチできないユーザー層にも届けられるのが最大の強みです。特に、SNSはLINEしか使わないという層が一定数おり、そうしたユーザーへのアプローチ手段として非常に有効です。
LINE広告は、トークリスト最上部やLINE NEWS、LINE VOOM、LINEマンガ、LINE POINTSなど多彩な配信面を持っています。ユーザーが日常的に利用する画面に自然に広告を表示できるため、高い視認性が期待できます。
LINE広告の配信面と特徴
LINE広告の代表的な配信面を紹介します。「トークリスト」はLINEアプリで最も利用頻度が高い画面の最上部に表示されるため、圧倒的なインプレッションを獲得できます。「LINE NEWS」は、ニュースを閲覧する情報感度の高いユーザーに配信でき、記事コンテンツとの相性が良い面です。
「LINE VOOM」はショート動画やテキスト投稿のタイムライン上に表示される配信面で、動画クリエイティブとの相性が良好です。その他にも、LINEマンガ、LINE POINTS、LINEショッピングなど、幅広い面に配信されます。配信面は自動最適化が推奨されていますが、特定面に絞りたい場合は手動で設定することもできます。
ターゲティングの種類と活用法
LINE広告のターゲティングは大きく4種類あります。「デモグラフィックターゲティング」では、年齢・性別・地域・OS・興味関心などでユーザーを絞り込めます。LINEの膨大なユーザーデータに基づくため、精度が高いのが特徴です。
「オーディエンスターゲティング」では、自社の顧客データ(電話番号やメールアドレス)をアップロードしてリスト配信したり、Webサイト訪問者へのリターゲティングが可能です。「類似オーディエンス」は、既存顧客に似たユーザーを自動的に抽出して配信する機能です。さらに「LINE公式アカウントのデータ」を活用し、友だちやブロックしたユーザーを対象にしたターゲティングも行えます。
友だち追加広告の効果的な活用
LINE広告ならではのユニークな広告タイプが「友だち追加広告」です。広告経由でLINE公式アカウントの友だちを効率的に増やすことができます。一度友だちになったユーザーには、メッセージ配信やリッチメニューを通じて継続的にアプローチできるため、長期的な顧客関係の構築に非常に有効です。
友だち追加広告の費用はCPF(Cost Per Friend:友だち追加単価)で管理します。業種や時期によりますが、一般的には100〜300円程度が目安です。友だち獲得後のメッセージ配信でクーポンやキャンペーン情報を配信し、来店や購入につなげるのがLINEマーケティングの王道パターンです。
クリエイティブ制作のポイント
LINE広告のクリエイティブは、主に「画像」「動画」「カルーセル」の3タイプがあります。画像サイズは1200×628px(横長)と1080×1080px(正方形)が基本で、どちらも入稿しておくと配信面に応じて最適なサイズが自動選択されます。
効果的なクリエイティブのコツは、伝えたいメッセージを画像内に大きくシンプルに配置することです。LINEのユーザーはスマートフォンの小さな画面で閲覧しているため、細かい文字や複雑なデザインは避けましょう。また、定期的にクリエイティブを差し替えることも重要です。同じ広告は2〜3週間で反応率が低下する傾向にあるため、常に2〜3パターンのクリエイティブを用意してローテーションさせましょう。
LINE広告の始め方と運用の基本
LINE広告を始めるには、まずLINE公式アカウントを開設し、次にLINE広告アカウントを作成します。審査には数営業日かかるため、余裕を持って申請しましょう。広告アカウント開設後、LINEタグ(計測用タグ)をWebサイトに設置してコンバージョン計測の準備を行います。
運用開始時は、自動入札を活用してMeta広告と同様にアルゴリズムの学習を優先しましょう。1つの広告グループあたり1日に40件以上のコンバージョン(イベント)が発生する状態が理想的です。予算は日予算1万円程度から始め、最初の1〜2週間は学習期間として、設定の大幅な変更は避けるのがポイントです。